Eigemann Daily Blog

現在は90年代に自分が米国留学した体験記を書いています。I am currently writing a memoir about my experiences of studying abroad in the U.S. in the 1990s.

進学

【Ch.60 Exploring job opportunities in the U.S】卒業後の就職について考える

こんにちはEigemannです。 (English below) 1997年秋、再びBloomingtonに戻ってきた。これが最後のセメスターであり、確実に学位を取得するためだ。さすがに寮生活はもう必要ないと思い、オフキャンパスのアパートで一人暮らしを始めた。自炊は必須だったが…

【Ch.59 Graduation ceremony】卒業に単位が足りないのに卒業式に出席する

- 卒業するが単位のためにもう一セメスター こんにちはEigemannです。 (English below) 1997年春、ついに卒業式の案内が学校から届いた。IUに来てから約4年、卒業の時期が訪れるのは当然だったが、ISUでのクレジットが認められなかったため、予定よりも大幅…

【Ch.58 A job fair in Frisco】サンフランシスコでボストンキャリアフォーラムに参加

こんにちはEigemannです。 (English below) 1997年になって、ようやく卒業が明確に近づいてきた。卒業は一つのゴールではあったが、同時に卒業後の就職も視野に入れておかなければならなかった。しかし、日本での就職活動は地理的に無理があり、海外の学校に…

【Ch.57 The best Christmas present】クリスマスをJoseの家族と過ごしてキリスト教の風習を学ぶ

こんにちはEigemannです。 (English below) ウチの実家は代々仏教徒なので、JoseとJayの兄弟に出会うまでは、キリスト教、特にカトリックについてはほとんど知識がなかった。彼らが金曜日にハンバーガーを食べようとすると、自分が「今日、金曜日だぜ」と言…

【Ch.56 In the hood】治安は良くないと聞かされていた友達の実家を訪問

こんにちはEigemannです。 (English below) この頃、地元のアメリカ人たちと行動することが多くなり、治安の悪い地域に誤って入り込むことはほぼなくなった。シカゴに出かけた日本人留学生が誤って治安の悪い地域に迷い込み、銃を突きつけられてお金を奪われ…

【Ch.55 Unofficial ambassador】好む好まずに関わらず自国を背負う責務

こんにちはEigemannです。 (English below) 1996年の秋、普段通り寮の本館に立ち寄り、カフェテリアで食事を済ませてから、早々に本館を後にしようとしていた。すると、あまり知らない男が話しかけてきた。「あんた日本人?『Ghost in the Shell』って知って…

【Ch.54 Parties like no other】パーティを通じて様々な体験をする

こんにちはEigemannです。 (English below) アメリカの多くの住宅には地下室があった。インディアナ州は特にトルネードが頻繁に発生する地域であるため、避難場所として地下室が備わった家が多かった。大学生の間では、この地下室を利用してパーティが行われ…

【Ch.53 Back to Collins】Collins寮に戻り、通常の生活に戻る。

こんにちはEigemannです。 (English below) 1996年の秋、インディアナに戻った。インディアナポリス空港に到着したが、IUキャンパス行きのバスが出発するのは約4時間後とわかった。このままだとキャンパスに到着するのが夜になってしまう。仕方なく、料金が…

【Ch.52 Summer part-time job in Japan】夏は日本に帰国してバイトする

こんにちはEigemannです。 (English below) この時期になると、夏休みは日本に帰国してパートタイムの仕事をするのが恒例になっていた。主な目的は小遣い稼ぎだったが、アメリカで過ごす時間が長くなり、日本の状況が少しわからなくなってきていたため、それ…

【Ch.51 The fun times do not last long】楽しかったシェアハウス生活が終了

こんにちはEIgemannです。 (English below) 1996年の夏、楽しかったシェアハウスでの生活も、いよいよ終わりが近づいていた。オフキャンパスでの生活も悪くはなかったが、PCの接続の問題や、次に住む場所がまだ決まっていないこともあり、新学期には寮に戻る…

【Ch.50 One of my favorite places to visit】Joseの実家を訪問する

こんにちはEigemannです。 (English below) ルームシェアを始めてから、Joseとはスケートや他の用事で車で遠出する機会が増えた。スケートでは一度、インディアナポリスのインドアスケートパークに行った。自分は初めてミニランプに挑戦したんだけど、結局ド…

【Ch.49 Living off-campus】シェアハウスでの生活

こんにちはEigemannです。 (English below) 1996年の初夏、寮生活を途中でやめてシェアハウスに引っ越した。新学期が始まったらまた住むところを探さなきゃいけなかったが、寮もオフキャンパスの生活もどっちも一長一短あって、どっちにするか悩んでた。そん…

【Ch.48 The first off-campus house】様々なバックグラウンドの人達とハウスシェア

こんにちはEigemannです。 (English below) ある日、まだColinsに住んでいた頃、Joseから「自分が住んでいる家でシェアメイトが出ていくので、空きができた。ルームシェアしないか?」と誘われた。Joseがどんな家に誰と住んでいるのか知らなかったので、とり…

【Ch.47 Give them the benefit of doubt】Asian Americanのスケート仲間の登場

こんにちはEigemannです。 (English below) 1996年、渡米してから5年目を迎えた。アメリカ生活にも慣れてきた感があり、正直、新鮮味がなくなってきた頃だった。その中で不思議に思うこともあった。Collins寮には日系のアメリカ人もいたが、同じ日本人のバッ…

【Ch.46 Rock on】アメリカ滞在中に様々なライブミュージックを見に行く

こんにちはEigemannです。 (English below) 当然ながら、学業が目的で渡米したが、有名ミュージシャンのライブを観に行くことも、アメリカでしかできない経験の一つだった。日本では来日を待つか、東京など首都圏以外では地方に来てくれることが少ないため、…

【Ch.45 Colorado again】コロラドに単独スノボ合宿に行く

こんにちはEigemannです。 (English below) スノーボードに熱中していたこの時期、以前スキー旅行で訪れたコロラド州でスノーボードをしたくなった。そこで、冬休みを利用して一人旅を計画した。以前、2度他の日本人留学生達と一緒にコロラドに行ったが、団…

【Ch.44 Shredding dude】学生時代にはスケボーとスノボに打ち込みました

こんにちはEigemannです。 (English below) 1995年、スケートボードは引き続き続けており、ほぼ一人で滑っていたが、モチベーションが落ちることはなかった。しかし、冬になると雪がひどく、立体駐車場の隅でしか滑れなくなり、それでも時々パトロールに来る…

【Ch.43 If there is no struggle, there is no progress.】アメリカで他文化についての授業を受ける

こんにちはEigemannです。 (English below) 専攻はコンピューターサイエンスだったが、大学ではもちろん他のクラスも履修しなければならなかった。第二言語のクラスもその一つだった。しかし、留学生はProficiency test(習熟度テスト)に合格すれば、この授…

【Ch.42 Calculus for Dummies】日本でわからなかった数学の授業を英語で再受講

こんにちはEigemannです。 (English below) 遊びのエピソードを書くことが多いが、94〜95年にかけては授業もかなり高レベルなものが増え、学業に多くの時間を割いていた。コンピューターのクラスでは、日進月歩の技術革新に対応しようと、セメスターごとにC…

【Ch.41 Big house on the prairie】大草原の大きな家

こんにちはEigemannです。 (English below) Collinsに移り住んでからは、いろいろな変化があった。 知り合いの家に招かれることが多くなった。1992年に、日本人留学生が知り合いの家を訪問中に射殺された事件は、留学生たちの間でまだ記憶に新しかったので、…

【Ch.40 All cool stuff comes from Japan】Collinsの寮の人達と交流を深める

こんにちはEigemannです。 (English below) 1994年の秋、新学期の開始と同時にCollinsに引っ越した。本館とは別に別館があり、自分はその別館にアサインされた。本館にしかカフェテリアがなかったので、毎回食事のたびに本館まで歩いて行かなければならず、…

【Ch.39 Living & Learning】Collinsという名の不思議な寮に引っ越し

こんにちはEigemannです。 (English below) 1994年の春、授業を受け、スケボーをして寝るという普通の大学生活を送っていた。同時に、インディアナに飽きてきていた。いろいろ嫌なこともあったが、自分なりによく頑張ったのではないかと思い始めていたし、そ…

【Ch.38 1980 Chevrolet Camaro】永遠にお別れ

こんにちはEigemannです。 (English below) 1994年の冬になった。自分はクリスマス休暇を利用して日本に一時帰国し、短い滞在を過ごした。そして、スプリングセメスターが始まる前に再度アメリカに戻った。正直、気が重かった。授業にもあまり集中できず、悪…

【Ch.37 Halloween】ハロウィンの夜

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の秋、新学期が始まり、勉学に追われる日々が続いていた。Aliceには「できるだけサポートする」と伝えていたが、四六時中一緒にいるわけではなかった。昼は授業に出て、夜に彼女の部屋に遊びに行く程度の付…

【Ch.36 Alice in Bloomington】Aliceという名の女の子と知り合う

こんにちはEigemannです。 (English below) 正直、今回の体験談を書く中で、今回の話題が一番書きづらい。人のプライバシーに関わるのでどこまで書いていいのかわからないし、自分でも整理がついたと思っていたが、文字にしようとするとどこから始めたものか…

【Ch.35 Humpty Dumpty】卵襲撃事件

こんにちはEigemannです。 (English below) あまりブルーミントンでの悪い思い出ばかり書いて、あの街を貶めるつもりはないのだが、1993年はあまりに多くの出来事が起こってしまった。自分なりに常に身の安全には気を配っていたつもりだったが、突然の出来事…

【Ch.34 Motorola 68K】アセンブリ言語の授業の難しさに苦悩する

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の夏学期から、Indiana Universityで授業を受け始めた。夏学期に履修できるコンピューターのクラスが限られていたのか、それとも履修の順序を間違えたのか、なぜか非常に難しい授業からスタートしてしまった…

【Ch.33 Hoosiers】Indiana Universityのキャンパスを散策

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の夏、Indiana Universityに編入した。21歳を超えていたため、21歳以上の学生が入居する寮に住むことになった。後で知ったことだが、キャンパスは形式上アルコール禁止だったため、飲酒可能な寮が別に設けら…

【Ch.32 Leaving Terre Haute】Indiana Universityに転校する

こんにちはEigemannです。 (English below) Terre Hauteに戻ってから、すぐにTOEFLのテストを受験する準備を始めた。アメリカ国内でもTOEFLを受けられることは知らなかったが、ESLのクラスがあるので当然といえば当然だった。学校の本屋に行くと、TOEFLの過…

【Ch.31 New school】Bloomington訪問して転校について確認

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の春、レンタカーを借りてBloomingtonの街に向かった。ドライブは1時間ちょっとだった。Bloomingtonは森の中にあり、Terre Hauteよりも小さな田舎町という印象を受けた。街はこじんまりしていたが、Indiana …