Eigemann Daily Blog

現在は90年代に自分が米国留学した体験記を書いています。I am currently writing a memoir about my experiences of studying abroad in the U.S. in the 1990s.

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【Ch.39 Living & Learning】Collinsという名の不思議な寮に引っ越し

こんにちはEigemannです。 (English below) 1994年の春、授業を受け、スケボーをして寝るという普通の大学生活を送っていた。同時に、インディアナに飽きてきていた。いろいろ嫌なこともあったが、自分なりによく頑張ったのではないかと思い始めていたし、そ…

【Ch.38 1980 Chevrolet Camaro】永遠にお別れ

こんにちはEigemannです。 (English below) 1994年の冬になった。自分はクリスマス休暇を利用して日本に一時帰国し、短い滞在を過ごした。そして、スプリングセメスターが始まる前に再度アメリカに戻った。正直、気が重かった。授業にもあまり集中できず、悪…

【Ch.37 Halloween】ハロウィンの夜

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の秋、新学期が始まり、勉学に追われる日々が続いていた。Aliceには「できるだけサポートする」と伝えていたが、四六時中一緒にいるわけではなかった。昼は授業に出て、夜に彼女の部屋に遊びに行く程度の付…

【Ch.36 Alice in Bloomington】Aliceという名の女の子と知り合う

こんにちはEigemannです。 (English below) 正直、今回の体験談を書く中で、今回の話題が一番書きづらい。人のプライバシーに関わるのでどこまで書いていいのかわからないし、自分でも整理がついたと思っていたが、文字にしようとするとどこから始めたものか…

【Ch.35 Humpty Dumpty】卵襲撃事件

こんにちはEigemannです。 (English below) あまりブルーミントンでの悪い思い出ばかり書いて、あの街を貶めるつもりはないのだが、1993年はあまりに多くの出来事が起こってしまった。自分なりに常に身の安全には気を配っていたつもりだったが、突然の出来事…

【Ch.34 Motorola 68K】アセンブリ言語の授業の難しさに苦悩する

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の夏学期から、Indiana Universityで授業を受け始めた。夏学期に履修できるコンピューターのクラスが限られていたのか、それとも履修の順序を間違えたのか、なぜか非常に難しい授業からスタートしてしまった…

【Ch.33 Hoosiers】Indiana Universityのキャンパスを散策

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の夏、Indiana Universityに編入した。21歳を超えていたため、21歳以上の学生が入居する寮に住むことになった。後で知ったことだが、キャンパスは形式上アルコール禁止だったため、飲酒可能な寮が別に設けら…

【Ch.32 Leaving Terre Haute】Indiana Universityに転校する

こんにちはEigemannです。 (English below) Terre Hauteに戻ってから、すぐにTOEFLのテストを受験する準備を始めた。アメリカ国内でもTOEFLを受けられることは知らなかったが、ESLのクラスがあるので当然といえば当然だった。学校の本屋に行くと、TOEFLの過…

【Ch.31 New school】Bloomington訪問して転校について確認

こんにちはEigemannです。 (English below) 1993年の春、レンタカーを借りてBloomingtonの街に向かった。ドライブは1時間ちょっとだった。Bloomingtonは森の中にあり、Terre Hauteよりも小さな田舎町という印象を受けた。街はこじんまりしていたが、Indiana …

【Ch.30 The net】Emailの登場に大学での専攻を見直す

こんにちはEigemannです。 (English below) 寮の居心地が快適とは言えなかったため、自然と図書館で勉強する時間が長くなっていった。当時、PCはまだ簡単に手に入るほど安価ではなく、図書館のPCを他の学生と共用してエッセイを書くことに利用することが多か…

【Ch.29 Bullying PART2】スクールカーストの底辺にされる理不尽

こんにちはEigemannです。 (English below) 時期は1993年の冬。Springセメスターが始まっていた。大学のゲームコーナーだけでなく、寮のロビーにも「ストリートファイター2」が設置されていた。アメリカではアップライト筐体が主流なので、対戦相手とは隣り…

【Ch.28 Bullying PART1】世界の果てまで行っても無くならないいじめ

こんにちはEigemannです。 (English below) 新学期が始まり、また前学期と同じ10階建ての寮に戻ることとなった。Resident Assistant(RA)が陽気で有名な人だったためか、前学期とはフロアの雰囲気がかなり違っていた。白人と黒人がほぼ半々の割合で、全体的…

【Ch.27 Jeremy】Quadsでの共同生活の終わり

こんにちはEigemannです。 (English below) 92年の夏、MTVではPearl Jamの「Jeremy」が頻繁に流れていて、「またこの曲か」と思いながらボーッと見ていた。Billが寮のリビング共有スペースにテレビを置いたので、案の定、自分はテレビを観る習慣がついてしま…

【Ch.26 Another summer in the quads】テレホートでの2度目の夏

こんにちはEigemannです。 (English below) Indiana State Universityでの1年目を終え、1992年の夏がTerre Hauteに訪れた。日本に一時帰国する選択肢もあったが、この夏もサマーセッションを受講することにした。寮は1年間過ごした寮から、再び4人部屋の寮に…

【Ch.25 High rollers】田舎の学校にも遊学の人達が来る

こんにちはEigemannです。 (English below) 1991年、日本経済はバブル崩壊の深刻な影響を受け始め、不況の兆しが見え始めていた。しかし、自分が暮らしていたアメリカの片田舎では、その影響を感じることはまだなかった。日本製品のブランド力は依然として強…

【Ch.24 Chicago】シカゴが主なバケーションスポット

こんにちはEigemannです。 (English below) 退屈な日々を過ごしていた日本人留学生たちとは、定期的に車で遠出をしていた。もちろん自分の車ではなく、車を持っている人や、現地で免許を取ってレンタカーを借りる人の車に便乗していた。主な目的地はシカゴだ…

【Ch.23 Going through hoop】日本人留学生仲間と過ごす日々

こんにちはEigemannです。 (English below) インディアナ州のある中西部は広大な平原地帯で、見渡す限り木々ばかりで山などの地形的な起伏はほとんど見られない。勉強以外の留学生活は退屈そのもので、この時期も窓から外を眺める時間が増えていた。田舎で本…

【Ch.22 Back to school】新学期が始まる

こんにちはEigemannです。 (English below) 新学期のFall semesterが9月から始まった。夏の間は4人でルームシェアをする「Quads」と呼ばれる寮に住んでいたが、この学期からは10階建ての個室寮に移動になった。ルームメイトが基本的に付くのだが、自分とルー…

【Ch.21 No plan for a major】留学することに必死で専攻について無関心

こんにちはEigemannです。 (English below) 高校を卒業してから1年以上が経ち、ようやく大学の授業を受け始めた。まだ夏学期(Summer session)だったため、受講できる授業は限られていたが、専攻も決まっていなかったので、まずは数学などの100番台の基礎科…

【Ch.20 Midwestern exposure】インディアナ州テレホートでの生活を始める

こんにちはEigemannです。 (English below) 1991年当時のTerre Hauteは、どこか寂れた印象の街だった。キャンパスはかなり広かったが、起伏がなく、ただ広い平地に建物がぽつぽつと点在しているような感じで、お世辞にも美しいキャンパスとは言えなかった。2…

【Ch.19 Moving on】フィラデルフィアを離れてインディアナの大学に入学

こんにちはEigemannです。 (English below) 冬にフィラデルフィアに到着してすぐに学校に入学するつもりだったが、時間が過ぎるうちに春を迎えてしまった。願書はなかなか受理されず、ペンシルバニア州以外の学校にも次々と願書を送り始めていた。そんな中、…

【Ch.18 Law and order】Philadelphiaの警察と裁判所を社会見学

こんにちはEigemannです。 (English below) 冬が終わりかけ、春の気配が感じられる頃になっても、入学する大学は決まらず、スクールの授業を受けながら願書を大学に送り続ける日々が続いていた。 クラスは上級だったため、テキストを使った授業はほとんどな…

【Ch.17 Clear and present danger】フィラデルフィアの1991年当時の治安

こんにちはEigemannです。 (English below) 1991年頃、フィラデルフィアの治安は最悪のレベルに達していた。以下の記事には、そのような状況が述べられている。 West Philadelphia Collaborative History - An Era of Drug Destruction: From Heroin to Crac…

【Ch.16 Chilling】学校探しに行き詰まり退屈な日々

こんにちはEigemannです。 (English below) Philadelphiaの冬はかなり寒い。アメリカに来て初めての冬の体験だった。九州の冬しか知らなかった自分は、当時あまりしっかりした防寒具を持っていなかったし、ニットキャップを被ったこともなかった。その寒さの…

【Ch.15 A small school in the big city】St. Joseph's Univ. のESLプログラムに参加

こんにちはEigemannです。 (English below) St. Joseph's UniversityのESLスクールはキャンパスの端にある小さな平屋の建物にあった。その建物は小さかったが、中では多くの生徒が英語を学んでいた。生徒たちの国籍はさまざまであったが、韓国人とブラジル人…

【Ch.14 Dysfunctional】Philadelphiaでのホストファミリーとの生活

こんにちはEigemannです。 (English below) 長いフライトを終えてフィラデルフィア国際空港に到着した。もちろん、前回とは違い、事前に移動手段などの準備をしてくれる人は誰もいなかった。まず、事前に教えてもらっていたホストファミリーの連絡先に到着を…

【Ch.13 The city of brotherly love】Philadelphiaの大学に向けて再渡米

こんにちはEigemannです。 (English below) 1991年1月に湾岸戦争が勃発しました。ちょうどその頃、自分はアメリカのESLプログラムに参加するため、再度渡米を予定していました。当時は9/11以前の時代であり、航空機に乗ってアメリカに向かうことも、それほど…

【Ch.12 Sheer will】帰国後にTOEFLで高得点を取る

こんにちはEigemannです。 (English below) 思い出深かったWest Chester大学での夏の滞在を終え、日本に帰国後に待っていたのは、TOEFLに向き合う日々でした。夏の大学訪問を通じて、正式に大学に入学するという意識が一層強まりました。逆に、もしあまり良…

【Ch.11 The end of Summer】アメリカ大学キャンパス滞在最終日

こんにちはEigemannです。 (English below) 夏のWest Chester大学での滞在は、気候が良く、緑に囲まれた静かな環境で非常に快適でした。楽しい日々も終わりに近づき、仲良くしてくれた皆にお別れを告げる時期になりました。今振り返ると、土地柄もあってか大…

【Ch.10 Prodigal son】米国滞在中の日本人生徒達との共同生活

こんにちはEigemannです。 (English below) 1990年夏、West Chester大学のキャンパスは緑が多く、芝生はしっかりと刈り込まれていてとても綺麗でした。夏は暑かったものの、湿度が低く、日本の夏よりも過ごしやすかったです。キャンパス内は全て空調が完備さ…